建物は震度いくつで倒れるの?

木曜日担当の藤島友一です。

上記の質問を受け、返答に困ってしまいました。
建築基準法の数値判断でokまたはngだけで考えていたようです。
加速度、損壊、倒壊、震度との関係が漠然としていて
わかっているつもりでもいざ説明を求めらると理解できていないと
痛感させられます。
震度6強では建築基準法の強度では倒壊の恐れあり?
この程度でのf説明ではわからないですよね。

ネットに詳細な説明がありましたのでアドレス掲載します。
http://www.iau.jp/m-taishintoukai.htm

下記の質問状が端的に問題点をついていると思いますので参考まで。

■日本建築構造技術者協会会長への質問状(要旨)

社団法人日本建築構造技術者協会
会長殿

5月17日以降、連絡させて頂いております。
気になったことをご質問させていただきます。

1.国土交通省の「耐震基準」通りに、
 http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071208_2_.html#10 (国交省)
「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」と施主に説明している構造設計者も多いと聞いておりますが、そのような場合に、「震度6強から震度7程度」の地震で倒壊した場合、日本建築構造技術者協会の会員を代表するお立場で、「影響が無い」と、お考えなのでしょうか。

2.また、この「耐震基準」の震度記述に関して、「間違い無し」「訂正不要」と、日本建築構造技術者協会の会員を代表するお立場で、考えておられるのでしょうか。

ご回答を頂ければと思います。

国民は、「耐震基準」に対する正しい情報を知らず、
建築基準法通りに建てれば、
「震度6強から震度7程度に対しても、倒壊等の被害を生じない」
と思い、
1日に住宅だけでも2000戸以上建て続けています。相当な投資額です。

この事態に対して、良識を疑いかねない、国民から見た場合、決して許されない不謹慎な発言も聞こえてきています。
こういう事態こそ、姉歯事件による社会的信頼を回復するために、日本建築構造技術者協会の会長として、「良識」を示される、最も良い機会だと思います。

September 21 , 2012 , 18:02 PM

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