私の勉強を兼ねて、宮脇壇の住宅テキスト（宮脇壇建築研究室著）を参考にして、簡単な考察をしていきたいと思います。

【土地の秩序が建物を決める】

十年一寸ばかり、デザインサーベイという作業にのめりこんでいた。

この作業は、先ず建築をつくりそれが連なって都市に至ると信じた若者たちが、自分たちの感動した街の構造を分析し、それによって同じような感激を生み出すような街づくりのシステムを見出すための作業だった。

誰もやったことのない作業だったから方法論がなく、ひたすら測り、書き、その書いた図面を壁に貼ってウンウンいいながら眺めているうちに随分いろんな事を発見した。

その時の発見の一つに土地が持っている秩序の感覚という項目がある。これはその土地に人間が立った時自然に体や思考がそう動いてしまう一種の感覚的な秩序があって、美しい集落というのは必ずの上にピタリと載っているという事の発見であった。

以後、私が住宅を含む建築の在り方を考える時に、地主の与件は経済的条件と一緒に、またそれに優先させて一体この土地にどんな建物を載せれば土地の秩序に従う事になるのだろうかと考える習慣になった。

コンセプトがなかなか立たず、エスキースが難行するときには再度、再々度敷地を訪れ、ただその敷地と周辺を何時間も歩きまわり、立ちつづけて地から聞こえる声を聞きだすような事をするのも習慣になってしまった。

感覚的なものだけでなく、時間や社会のファクターも同時に考えながら土地をながめること、それができない者は建築をやる資格ない・・・・というのが我が事務所の戒律の一つになっているのはそんな訳。

どんな建物を載せればその土地の秩序に従うことになるのかというところ、理解が困難ですが、土地を読み解く、感じる、五感で感じる、イメージすることがまず設計スタートの基本というところでしょうか。今までの取組反省しなければなりません。建築やる資格がないという厳しい言葉肝に銘じたいたいと思います。

昨年、娘が結婚して新居に移りました（*^_^*）

結構、こだわり派の娘が部屋のﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲに選んだのがこちら

マリリンモンロ－（*^_^*）

フランスからとりよせて、

黒で飾丁してありましたが、凄く素敵でした！！

モノクロ・・いいですね・

私が今一番、勢いがあって、お洒落で憧れている女性がいます。うんと年下ですが(－－〆)

ブログからは、彼女の生き生きとした日常が伝わってきて、見るのを楽しみにしています。

そんな彼女の家。。。。素敵です。ご主人はアパレル会社を経営、デザイナ-なので

家もお洒落です・・・・・

黒を基調とした、スタイリッシュなお宅です。

インテリアも素敵です（*^_^*）

以前より、もういいかげんインテリアを一掃したいと思い続けております(－－〆)

しかし・・・・・なかなか予算とおりあわず・・・・妄想だけ楽しんでいる私です（笑）

一番変えたいのはソファとカ-テンなんですが・・・・・・・・・

スタイリッシュ系の黒も好きですが、トラックの定番のｺ-ﾃﾞｭﾛｲｿﾌｧもほしいなあ・・・・・

インテリアの線引きというか、ナチュラルとかモダンとかアジアンとか・まとめるには

なかなかむずかしいです。結局、自分が快ちいい空間が一番では・・

タイトル通り、お客様が平屋でモダンが好みということでラフスケッチで提案

一応それですすめてくださいということで、パース作成してみました。

外壁はブラックかホワイトのどちらかですが、ホワイトで。

課題はお客様が本当に納得のいくプラン・仕様と予算の関係です。

土地が77坪もあり、本来はＦＰ（フィナンシャルプラン）ソフトでしっかり検討し

土地の予算と建物の予算配分を決定し進めた方がお客様のためになると思います。

ただ何をおいてもこの土地が気に入り最優先と判断したら例外ですけど。

コストとの戦いは永遠のテーマですね