私がファンのインテリア誌モダンリビングの編集長のかたが、自宅をリノベーションするとき、家のキャラクターを決めたそうです。マンションですが、「つるピカじゃない家」。つるつ壁は漆喰にし、古材の柱や板を部分的に使い、カーテンレールはアイアンに。家具もアンティーク中心。収納はカゴや木の箱に。そうすると引っ越してすぐ、家人がこう言われたそうです。「この家に似合うものは、この家が教えてくれるね」と。物選びがとても簡単になったのです。写真のフックは、自然の枝を切り取っただけのもの。こうしたものが似合うのも家のキャラクターに合っているから。白いモダンな家では相性がよくありません。あなたの家のキャラクターは何でしょう? 小さなものから、家に合うものを探してみてください。かくゆう私も自宅のキャラクタ-は模索中、以前はモダンな感じが好きでしたが、最近は年のせいか(笑)
シンプルで落ち着いたものが好みになってきました!
こんなに暑いと花もかわいそう。せっかく飾っても、数日しか持ちません。そこで提案したいのが、果物を飾ること。イギリスの家では、どこの家でも食卓やキッチンに、果物を飾っているそうです。カゴだったり、大きなボウルだったり、木の器だったりいろいろなのですが、決まってそれは柑橘類とリンゴ。季節によってはブドウも加わります。置いて飾って、使って。お腹が空いたらそのままひとつ手に取ったり。彩りが寂しいときには、果物の下にナプキンを敷いてみましょう。花と果物は、どちらも笑顔と豊かさを感じさせてくれるもの。「いつもそこにある」ということが、いちばん大切なことなのかもしれませんね。
今、ウォ-ルステッカ-が大人気だそうです!
壁などに貼り付けるシール状のインテリア製品です。壁紙よりも手軽に貼れて、扱いやすくデザインも多彩で、部屋の雰囲気をガラリと変えることができるので、若い人たちを中心に人気を集めています。
インテリア用品店では有名デザイナーの手がけた、ランプや置物などカラフルな小物の並んだ棚、鮮やかな緑の観葉植物、さまざまなポーズの黒猫といったデザインのもの100種類以上を揃えているところもあります。シールのように貼るタイプと転写式のフィルムタイプがあり。これまで無地だった壁をカラフルに変えることができるので、玄関のドアの内側、風呂場、トイレのタンクなどに貼って楽しんでいる人が多いそう。ただ、壁紙がビニールクロスであれば貼っても問題ないのですが、ペンキ塗りや紙のクロスの場合は、ステッカーを剥がすときに塗料や壁紙が一緒に取れてしまうことがあるので注意が必要です!
どうしても花の持ちが悪いこの季節。それでも部屋には花が欲しいので、花は短く小さく、生けるようにしています。大きく生けたいときは、花ではなく葉っぱと実ものを使います。私が好きなのは、シルバープランツ。白っぽく、ホワホワと短い毛が生えたような、植物です。羊の耳のようなラムズイヤーやシロタエギク(英語名はダスティミラー。粉だらけの粉屋、なんてしゃれていますよね)が一般的でしょうか。黒やくすんだ赤の実のついた枝ものを組み合わせると、花とはまた違った、涼やかで大人っぽい花生けに。この季節、水も景色の一部。ガラスのピッチャーに、たっぷりの水とともに生けてみませんか? 窓の近くに置くといっそうきれいです。
デザートにテラミィスを頼んだら、こんな形で出てきました。賢いなあ、と思ったのは、これならラップがいらないこと。保存瓶ですから、蓋をしてそのまま冷蔵庫で冷やしておけます。器ごとなので、食べるときもひんやりといいことづくめ。最近、いろいろなタイプを見かける保存瓶。サラダに使ったり、思い出のものを詰めておいたりと、使い方も幅が出てきました。こういうものをおしゃれに使うコツは、ただひとつ。たくさん並べる、ということに尽きます。同じ種類、同じ形を5個くらい並べると、間違いなし。買うときは、置く場所を決めてから、ガツンと大人買いしてくださいね!