自邸の設計・施工の地盤編3

前回からの続き

許認可をおろす建築行政と申請、許可をもらう立場の民間業者の関係ですが

申請して許可をもらうと何か合格したような錯覚となり、その通りに設計・施工すれば

okみたいな感覚も半分はありました。

 良し悪しは兎も角、記憶に強く残っているのは

造成団地の開発申請のことです。

1m程度の擁壁設置のため甘く考え地盤調査無しで

近隣の調査を採用し通常の砕石事業で申請。

行政側から地盤調査を命じられ、結果地耐力も20kn/m2以下しかなく

杭補強の必要が発生しました。

これが結果として熊本大地震に見舞われても被災を免れました。

もし検査機関が申請通り許可されていたら大惨事となることだったでしょう。

 私も自邸の擁壁とこの件で地盤、擁壁の重要性を再認識したところです。

2から3mもある擁壁も同等と思われる地耐力で実績がありますが

被害が発生しなかったのは運が良かったとしか思えません。

大きな反省です。

March 13 , 2023 , 11:18 AM

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