今日は新入社員の高校卒業式、期待してますよ。

私の履歴書、女優佐久間良子さんが息子さんのことを書いていました。

小学生の時、教科書に載っていたものを読んで大変感動し、書き取り、

折り目がボロボロになった紙切れに鉛筆で書かれたもので

大人になった今でも、大事にしているとのこと。

 

山田寺の佛頭によせて

宮沢賢治の詩にある
「雨ニモマケズ 風ニモマケズ」
というのは
こんな顔の人をいうのだらうかーー

この顔は
かなしみに堪えた顔である
くるしみに堪えた顔である
人の世の様々な批判に
じっと堪えた顔である
そして
ひとことも弁解をしない顔である
なんにも言いわけをしない顔である
そしてまた
どんなにくるしくても
どんなにつらくても
決して弱音を吐かない顔である
絶対にぐちを言わない顔である

そのかわり
やらねばならぬことは
ただ黙ってやってゆく、という
固い意志の顔である
一番大事なものに
一番大事ないのちをかけてゆくーー
そういうキゼンとした顔である

この眼の深さを見るがいい
深い眼の底にある
さらに深い憂いを見るがいい
弁解や言いわけばかりしている人間には
この深い憂いはできない

息子よ
こんな顔で生きて欲しい
娘よ
こんな顔の若者と
めぐり逢ってほしい

(引用:相田みつお作品集①にんげんだもの(p34~35)文化出版局発行)

今日卒業式の二人に、上文と次ぎの言葉を添えてお祝いのメール送りました。
ご両親、先生、廻りの人に感謝の気持ちを伝えることができたらいいね。

藤島友一

 

March 1 , 2012 , 09:03 AM

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