構造計算をしていない基礎【熊本・高性能住宅】
熊本で有名な工務店(私が目標としている)の図面を見る機会がありました。驚いたことに構造計算がされていないと思わる基礎図面でした。
べた基礎の場合、構造計算の前提として、地中梁で囲まれていること(矩形に)、その四隅には柱があること。
よって地中梁が中間で切れる形にするにはべた基礎下断面を構造計算で確認しなければなりません。それらしき様子も見当たりません。
これが構造計算(許容応力度計算)を実施するうえでの仮定です。
これをしないと即エラー表示されます。
わざわざ構造計算をしなくても簡易な選択方法がありますが、
熊本でブランドを確立している工務店なのに残念です。
(仕様規定による簡易計算を構造計算と誤解して「構造計算をしている」と考えているところもあるそうです。)
確かに構造計算を実施している弊社の基礎は頑強すぎると私自身を思っていますが——-
ただ住宅の性能を含めて数値で表示、拠り所にしないと経験と勘にたよっては目指す基準がなく曖昧になってしまいます。
February 21 , 2016 , 18:35 PM