自邸の設計・施工、地盤編4

ここ10年一寸で住宅でも地盤調査が必要となりましたが30年前には一般的ではありませんでした。

自邸も地盤調査無しでした。

施工者として当地あたりの地盤状況が把握できたと過信していたことは間違いありません。

阿蘇の火山噴火物が地下5m程度まであり、その上はクロボクと言われる土です。

(ただ武蔵丘団地あたりでは1m程度で噴火物の赤い細粒が見られます。)

この5m程のクロボクの地耐力は通常は20kn/m2程度です。

住宅基礎としてはぎりぎりの地耐力です。

自邸の場合は埋め戻し転圧をしたとはいえ

鉄筋コンクリート2階建て、一部3階建て

それに3mもの擁壁の近く(法的には高さの1.5倍離して配置)

最悪の予想をする能力が不足していました。

コンクリート打設した後、やはり心の中に不安があったのでしょう。

屋上から下げ振り(垂直を計る道具)をおろして毎日チェック

すると数日後徐々に傾きが確認でき最大50mm程の傾きがあったことを記憶しています。

これは大変です。

March 20 , 2023 , 11:37 AM

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