トルコ・シリア地震
また大地震が発生してしまいました。
大陸プレートは地球のあちこちで動いているのはわかっているつもりですが
実際大地震が発生し悲惨な被害状況を映像でみると
自然の恐ろしさ、耐震性の弱さ、氷点下での救出作業・被災者の生活
なんと言い表していいか、当事者しか実感はわからないと思いますが
ただ見守ることしかできません。
24年前もトルコには大地震が発生していて耐震性は日本とかわらないとのこと。
ただ耐震性の法令を守らないでも罰金を払いそれで済ませていたとニュースは報じていますが
建設業に長年従事してきた身には信じられないことです。
日本では住宅の場合、都市計画改正前、昭和55年以前のものは耐震性があるかの判断も補助金を出して
奨励してきました。
しかし実際、弊社にも熊本地震後判断計算だけして、不安な建物も
次はいつくるかわからない地震対策に予算・工期の関係で進捗しなかったようでした。
その点ではあまりトルコの対応と変わらないのではと思われますが。
弊社の新築住宅は耐震等級3クリアだけでなく
懸念される構造は木造倒壊シュミレーションWALLSTATで熊本地震前震・本震の連続地震波を入力して
計算・確認、補強対策を実施してきました。
今回の大地震が24年ぶりに発生しているように、また30年以内に南海トラフ大地震の
発生確率が70~80年と言われていて熊本も一部対象地域となっています。
今後も油断どころか一段とレベルアップした耐震性の住宅の必要性を感じたところです。
数日前のニュース映像でガレキの中から救出した、救助隊員・関係者の涙を流して
喜ぶシーンがありました。感動的なシーンでこちらもうるるときましたが
このような人間の素晴らしい一面がある一方、近くで戦争がある現実
どうしたものでしょうか。
February 20 , 2023 , 20:19 PM