数百年に一度起こり得る、震度6強、7で倒壊しないように定めたのが建築基準法(耐震等級Ⅰ)

その1.5倍の耐力がある耐震等級Ⅲを標準仕様にしています。

残念ながら今回の熊本地震、震度6から7の震度を受けた自社の耐震等級Ⅲの建物でも一部壁クロスのひび割れが見られました。

ひび割れ程度は良しとしなければならないのか、できるなら耐震等級Ⅲなので無被害であってほしかったです。

住む地域により、また隣地でも地盤の違い、

間取りの違いにより

地震の強さの違い、揺れ方の違い、揺れ方の方向の違いにより

これら複雑に関連しているので一概に判断はできませんが。

 

一棟一棟、木造住宅ではあまり使用されていない高度な計算と考えられている許容応力度構造計算

しかも耐震等級Ⅲを確保した家づくりをしているので残念無念です。

 

今後の家づくりにこの熊本地震の教訓を活かしていくつもりです。

 

http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/atcl/bldnews/15/042100589/?n_cid=nbpna_fbbn

 

 

April 29 , 2016 , 18:45 PM

国は{エネルギ-基本計画}において2020年までに標準的な新築住宅で、{2030年まで  に新築住宅の平均でZEHの実現を目指す。}とする政業目標を掲げています。

この目標達成に向けた施策一つとして、今年度よりZEHビルダ-の登録制度がスタ-トしました。

これは、自社が受注する住宅のうち、Neariy ZEHを含むZEHが占める割合を2020年までに50%以上とする事業目標(ZEH普及目標)を掲げる事業者を{ZEビルダ-}と定め、

事業者を登録するものです。

April 28 , 2016 , 10:49 AM

 4月14日以降に発生しました熊本地震により亡くなられた方に謹んでお悔やみを

 申し上げますと共に、被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 

2020年にZEH割合50%以上を掲げる事業者を公表

経済産業省は4月4日、Neariy ZEHを含むZEHの割合を2020年までに50%以上

とする目標を掲げる事業者を登録する{ZEHビルダ-制度登録制度}を開始しました。

同制度はハウスメーカ-を含む全ての住宅供給事業者を対象としている事から、

ZEHが今後の家づくりにおける新たな指標となりえると考えられます。

 

 

 

April 27 , 2016 , 14:39 PM

お客様からの下記の質問をお受けしました。

1、セルローズファイバーが下方に圧縮されての断熱性能劣化対策

吹付充填時の密度管理程度ですが、あまり密度を高くすれば膨れて

内装ボードが施工しにくい等の問題も発生しているようです。

経年劣化を30年相当試験で実証との話もありますが弊社で保証することは

劣化程度・実績等の関係で困難と思われます。

断熱材においては一長一短はあるのはご存じのことでしょう。

数パーセント熱伝導率が高くなるかならないより、長期に渡り躯体・断熱性能

劣化につながる、考慮すべきは内部結露問題ではないでしょうか。

(内部結露の問題は今回は省きます。)

それを考慮して、断熱性能をアップするため

弊社で今後取組を考えているのがダブル断熱

壁グラスウール(またはロックウール)充填(施工精度をカバーするために気密シート)

、外壁面材はダイライト

+外断熱(ロックウールまたは硬質ウレタンボード)

外壁付加断熱(ダブル断熱)を利用しないとQ値1点台は無理です。

北海道に1月研修に行ってきましたが、

壁ロックウール充填+外壁ロックウール充填で350mmの断熱厚さの仕様
+床下エアコン

エアコン一台、Tシャツ一枚で快適生活ができます。

2、フォームライトの収縮対策

現場発泡吹付は厚さの施工精度をあげるのは困難のようです。

70mmの箇所もあれば105mmもあるのが現状です。

以前は所定の80mm以下の箇所があれば厳しく是正指導していましたが

平均で80mm以上あれば計算式を満足する(所定の性能を満足する)

ので良しとしています。一週間後に再度吹付は工期、金額、性能効果等

の問題で現実的でないと考えます。

但し可能な範囲でカートリッジスプレーで不足分は補修をしてもらっています。

この考え方は仕様規定ではなく性能規定を満足すれば良しとする考えです。

業者の責任逃れと捉えてもらっても結構ですが、計算数値を満足すれば

性能を満足するので問題ないとしています。

(ご存じと思いますが、仕様規定を採用すれば柱の寸法が105mmの

記載があればもし1mm不足しただけで不合格なので取替えとなります。

その場合でも構造計算で再計算して許容範囲なら

合格する考えです。

(いろんな規定も性能規定に軸足をおきつつあると考えています。)
弊社は構造も断熱性能も性能規定を採用しています。
3、トリプルガラスの採用

なんら問題ありません。日本メーカーより安いカナダから取り寄せたこともあります。

4、間取り、断熱種類に対するQ値計算

これも問題ありません。

以前はプラン検討時によくしていたものですが、最近は一寸サボっています。
断熱に関心を持たれているので提案ですが

ランニングコストを含めたトータルコストの面で

床下エアコン(床上、床下吹き出しエアコン)をお勧めします。

エアコン一台で
冬は1階の床下エアコンの暖気で吹き抜けを通して2階も同じ環境

夏は2階のエアコンで天井扇と吹き抜けを利用して1階も同じ環境
床下の空気の清浄(防蟻処理薬剤はホウ酸でクリアできると思いますが

埃清掃)の問題

どのくらい効果があるのか建物固有の問題

もあります。

施工例は二件です。

ところで昨晩からの地震で改めて、耐震性能が断熱性能より

優先しなければならないことを再確認したところです。

地震被害は大丈夫でしたでしょうか。
もし満足できる返事と思われご連絡頂けると嬉しい限りです。

藤島友一

April 15 , 2016 , 16:07 PM

被災された方、大変な地震でした、ご苦労さまです

と一言では済まされませんが。

被害がなくてもこの世の終わりかもという恐怖心、凄いものがありました。

まだ余震が一週間続くとのことなので油断しないようにしましょう。

 

仕事柄どうしても建築した建物が思い浮かび、

特に標準仕様も耐震等級は3でも、一寸と不安になり

昨晩から外観だけですけど見てきましたが

今のところ、問題がないようでホッとしてこれを書いています。

 

高性能住宅(耐震・断熱気密)を標榜している藤島工務店の家づくりですが

第一は改めて耐震性だと確信しました。

許容応力度構造計算上は 耐震等級3でも不安な構造はより割増して計算をする必要性を感じました。特に吹抜け

また施工管理体制の充実のため、の外部委託検査準備を進めていますが

早期着手しなければと思いました。

April 15 , 2016 , 11:53 AM

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