木造住宅は構造計算されていない!? №3【熊本~低燃費&高性能・子育て住宅】

前回のつづき

基礎:

基礎についても、必要な地耐力が定められている程度で安全性を確保するための具体的な規定はありません。瑕疵担保保険の技術基準である程度強度を確保する規定が設けられていますが、点検用の開口部や大きな窓の下、筋かい等の耐力壁の部分の地震時の強度などに不十分な箇所が散見されます。このため数年後や震度5強以上の地震のさいに大きなクラックが入るリスクがあります。 一般に安全性の検討を簡略に済ませる場合、万が一にも強度不足にならないように詳細な計算をしたときに比べて高い安全率が設けられていますが、木造2階建て住宅等の四号建築の仕様は構造計算をしたときよりも安全率が全般的に低くなっています。一時予定されていた四号特例の廃止もこの事実を懸念してというのが一因にあると思われますが、平成19年6月の建築基準法改正に伴う混乱の影響か廃止そのものが棚上げされたままです。

木造2階建て住宅の壁量計算図表の例 耐震性などの強度検討はこれ一枚でおしまい

                                                         参照 i-木構

August 28 , 2014 , 18:54 PM

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