木曜日二分の一担当の藤島友一です。
先日、菊池法人会菊陽支部主催のセミナーで、阿蘇Jファーム森社長の素晴らしい話を聞くことができました。
”阿蘇の逸品”というハムのブランドで百貨店に出店されていて、福岡の伊勢丹での床面積当たりの売り上げは日本では3番以内、以前新宿伊勢丹から1万円のものを1万個の依頼があったとのこと、ただし無理してまでは受注するのはやめブランドを守ることを優先して断ったそうです。
自社の工場は、世界遺産を目指している阿蘇火口近く、阿蘇ファームランド斜め向かい近くに、3億円をかけて日本有数のゼネコン竹中工務店に特命で依頼、屋根瓦は含水率が低いドイツの瓦、床材はワイン樽詰め用材を使用とのこと。
また自動車は自家用車もトラックもベンツ。(一度レクサスを買ったら、振動でめまいの病気のメニエル症候群になったとのこと)
なぜここまでのこだわりがあるのか
背景には、子供のころ父親より、いいものを、大切にあつかい、ながくつかいなさい
という教えの影響があったのではないかということでした。
いいものをつかっていると本物の価値がわかってくるようになるのでしょうね。
ながくつかえるので、トータルで考えればそんなに一般普及品を使った場合と変わらなくなる、
これはすべてに当てはまるようです。
ちなみにハムの美味しさの秘密は素材70%、こころをこめた技30%
ものづくりをするひと、すべてのひとがもっている共通の考え、
いいものをつくる
あたまの片隅にあったものが呼び起された言葉でした。
家づくりに対しても、いいものをつくる、ながくつかっていただく、この視点、考え、いつも頭の片隅ではなく
どまんなかに置いて仕事に取り組みたいものです。
マイスター制度という言葉、最近よく聞かれるようになりましたが、ドイツの関係者と連携して学校もこの工場内に創設されているとのことです。
建物、食品、レストラン、学校、どれも一度は見てみたいですね。