これまで数多く「空間づくりのテクニック」が紹介されていますが、いざ“自分にとって居心地がよいか”について考えてみると、「なにを重視したらよいのか分からない…」という方は多いのでは。そんなときは、自分の「心」の声に、耳を傾けてみてください。なにがあったら気持ちよくて、なにが無いほうがスッキリするのか――。あなたが暮らしたいお家空間『足し算』『引き算』を考えるうえで大切なことは、“自分が心地よいかどうか”。家はプライベートな空間だからこそ、「最も安らげるのは、どんな時かな」と、自分の素直な気持ちに問いかけてみて。
それでは、『足し算』『引き算』の一例とともに、実践するヒントをつかんでいきましょう。 に『足し算』したいもの、『引き算』すべきものが、だんだん見えてきますよ。
『足し算』するもの:これがあったら気持ちがいいな…
「グリーン」を加えて、自然の心地よさを取り入れる
観葉植物には、不安やストレスを和らげるリラックス効果があるので、まさしく癒しの空間にぴったり。インテリアとしても、お部屋に素敵なアクセントを添えてくれます。
「お気に入りの食器」を、見える場所に置く
陶芸家や職人による一点ものなど、長く愛用したい「お気に入りの食器」。使うのがもったいなくて、つい食器棚の奥に眠らせてしまいがちですが、インテリア雑貨と同様、空間づくりに活躍します。飾り棚など、あえて見える場所に置いてあげましょう。
もの作りの精神も感じられて、より癒しの空間を演出。好きなものに囲まれた暮らしは、心地よいものです。
『引き算』するもの:ちょっとうるさく感じるな…
部屋の中で、「主張しすぎる色」を外す
ナチュラル、北欧、モダンなど――。部屋の“テーマ”に沿って、インテリアを揃えるのは楽しいですよね。その空間をより居心地よくするために、重要なテクニックがあります。
それは、配色を整えること。
部屋は、70%を「ベースカラー」、25%は「メインカラー」、残りの5%は「アクセントカラー」という3色を基調とすると、心地よい空間を演出できる言われています。
「ベースカラー」は、壁や床の色を考慮し、ベーシックな色で整えると◎。「主張しすぎる色」を省くと、目も心も安らぎやすくなります。
足し算・引き算で居心地のいい空間をつくりましょう!!!