木曜日二分の一担当の藤島友一です。
今週も毎日毎日暑いが日がつづきます。
毎年、就寝にエアコンをつけるのは1、2日ですがことしは毎日つけています。
ところで、電力問題マスコミ騒ぎませんが全然大丈夫のようですね。
エアコン嫌いの私でさえじゃんじゃん使ってるのに。
さて、本題ですが、柱は4寸にしたいと言われるお客さまがときどきいらっしゃいます。
どうしても柱に拘りがあるかたはスルーしてください。
藤島工務店も許容応力度構造計算を取り入れるまでは、慣習のようなもので柱は4寸以上、床梁は2間で1尺
2階壁がのるなら尺4寸と決まり事のようにしていました。バランスの検討は簡易な両端4分割法でした。
基礎もべた基礎で規格仕様にしておけば計算する必要もありませんでした。
そのようにやっておけば躯体において、まず曲げ破壊は当然として、たわみ、振動の問題
基礎に関しても傾き等の問題も発生しなかったようです。
また地震に対する対策もここ20数年あまり問題にしてこなかったというか、少しづつ建築基準法が変わる程度でした。
住宅業界は他の業界と違って進展が遅かったのかもしれません。
そういう状況のなかで、住宅性能を数値で評価するようになったというか、必要とされるようになってきました。
構造でも耐震等級が設定されました。
すなわち、柱や梁等のサイズの問題は個別の問題というか基礎から躯体までの全体の強度がどの程度かを表すようになりました。
柱を5寸使用したから建物の強度があがったとは評価されないのです。
いつも構造計算で課題となるのが、水平剛性の不足の問題です。
2階建てなら、2階床面、屋根面の剛性不足が発生します。
水平剛性とは水平力すなわち地震力、風力がかかった時に筋違、構造用合板の鉛直構面が有効に働くための床面・屋根面の水平構面の強さです。
いかに柱や梁を大きくしても建物そのもの強さには関係ないのです。
たしかに柱を大きくすれば鉛直荷重には有効ですし、梁は、たわみが小さくなる利点はありますが、
建物が強いか弱いかの判断にはあてはまらないのです。
ここで耐震等級がどんなものか確認してみると
耐震等級1=建築基準法レベルで大地震でもまず倒壊する心配はないと言われている。(表現が微妙ですね、心配ないならレベル1で充分のようですが)
耐震等級2=耐震等級1*1.25倍
耐震等級3=耐震等級1*1.5倍
計算判定でOKまたはNGがすべての判断基準のように考えられます。
数値=絶対値みたいに。
ただ、どうしても仮定条件という前提で成り立っていますので曖昧さの問題がいつも残っています。
建築基準法レベルである等級1も安全率(余裕というか)も当然含まれています。
もしもという場合に、安全に、安全にと、少し高くついてもと思う人もいるし、いや、普通でいいですという人もいます。
次回はもう少し全体としての建物の強さについて書かせていただきます。
