小屋裏エアコンについて

最近小屋裏エアコンの設置案がお客様からでてきているようなので課題、提案を挙げさせて頂きます。

7年前の小屋裏収納エアコン設置の失敗

弊社スタッフの自宅に設置し2階を測定(おんどとり)したが快適な結果がでなかった。

1、壁掛エアコンの温度センサーが狭い密閉空間に近いので過度に反応して冷気が下階に下りない

2、パイプファン増設しても同様

3、エアコン設定温度を下げると結露発生

4、給気排気不足の対策として窓をあけても改善されない

結局隣の開放性のある小屋裏に設置移動して解決

 

反省として密閉性のある小屋裏空間に設置するのは要注意、

やむを得ない場合の対策として考えられるのは

1、小屋裏空間を空気調整調和室のボックスと考える

2、熱交換換気扇の設置

3、同上と風量バランスのとれたパイプファン設置

4、温湿度測定器設置して管理

 

床下エアコンと同様でどの程度コストをかけるのかの判断がむつかしい

最小限のコストで快適性の求めた結果が小屋裏エアコン、床下エアコン

先日の住宅会議の話題にも出しましたが、

日本全国の勉強熱心な設計事務所、工務店でもいまだにこれだという結論がでていない状況なので

関心のある意欲的なお客様と思考錯誤しながらすすめるのがベストではという結論となりました。

 

追記:最近の電気量販店ではエアコン4台と2台があまり価格が変わらないからと買われるお客様が

見受けられます、省エネ住宅の点からは歓迎できないことですが予備として考しておくことも一案

でしょうがよい案ではないですね

 

高性能住宅への今後の取り組み強化として構造は制震ダンパー、倒壊シュミレーション

光熱費(一次エネルギー)削減は外壁付加断熱、第一種換気設備(Ua値の向上)とエアコンの有効活用でしょうか。

 

 

September 7 , 2019 , 10:23 AM

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