暦では大雪、しかし今日の天気は最高で、風もなく、温かい陽射しを感じての今年最後の完成見学会の一日でした。
とは言うものの一番いい時間帯の昼前後見学会を覗いただけでしたが。
しかし、師走にも関わらず予想以上に沢山の方にご来場頂きありがとうございました。感謝です!
ところでタイトルの施設が東京オリンピックメイン会場になるのですが、建築関係者、都市計画関係者に混乱、波紋、非難が広がっているということを 建築士12月号で知りました。
流線型のパースを新聞で見たり、先日の国会で予算オーバーという程度は知っていましたが。
槇文彦氏(国内の建築界の大御所のひとり)が
この計画自体おかしい、
これだけの大型のコンペでありながら告知がたりなかったので業界でも議論ができていない
なぜこんな歴史ある明治神宮外苑にあの巨大な施設を
日本で風致地区指定第1号のこの場所にあの高さ30m巨大なものを
IOCの要望が8万人収容ということではあるがロンドンでも2.5万人、その他は仮設で対応
50年後を考えた場合、17日間だけ使用したあとの維持費が莫大であり、それは国民、都民に負担となる
明治天皇崩御により天皇奉祀の明治神宮内苑と市民に開放する外苑としての役割だが
デザイン上ふさわしくないのでは
等々記載がありました。
要は
歴史的な由緒あるこの地に、コンペの要領にそういう記載は一切なく、また風致地区の記載もない、
選ばれたプランはその歴史をまったく無視した、3DパースのPRのための場でとして世界中トライしているもののひとつ、
審査員にも問題はないか
なぜこんな結果になったのかの考察もありました。
江戸時代までの封建社会の武士が構成した ”お上” の体制が日本は市民社会を経験することなく一足飛びに近代社会に突入し、武士の”お上”に代わって官僚の支配する ”お上” が今日まで続いている、今回のコンペは お上 の一部の有識者がそのプログラムを作成し、誘導してきたと考えてよいのではないだろうか。
上記の意見にはいろいろあるかと思いますが、私は的を得ているのではないかと思います。もしそこに何らかの癒着等があれば東京都知事問題と同じで国際社会から大顰蹙をかいます、
そんなことはあってほしくないものです。
建築に関わる末端のひとりとして、もっとこの問題が取り上げられ、国民の納得のいく方向に向かうことを期待したいし応援したいと思います。
外苑の当初の計画の中心は聖徳記念絵画館で、それを焦点とする2列の並木のライトアップは東京の数少ない都市景観のひとつとのこと、今度東京に行ったら写真アップしたいと思います。
余談ですが、このコンペ当選者はイラク出身で英国在住の女性建築家ザハ・ハヒドというひとですがカタールの競技場のデザインが今問題になっているとのことです。ここで書くことがはばかられる内容です。
