小庇は最小限の守備 熊本・高性能住宅
前回に続き宮脇壇の住宅設計テキスト引用です。
<日本のように、雨量が極めて多い、雨は常に風を伴って降ってくる、同時に湿気も高いので夏通風をとりたい国では、庇をつけるのは当然とされている。
折角大庇もなにもない単純でスッキリした箱を作ったのだから、庇などでそれを壊したくないと思うのはデザイナーとしては当然のこと。
けれど、ちょっと小庇のデザインに気を付けて重くならない様なものを作ってやると、ほとんど全体に関係なく、それでいて、かなり効果的であったことも事実
庇をつけたくないというデザイン上のわがままのために、庇をスッポリ取ったりしないで、なんとかデザイン的に我慢できるような、最小限の防備を考えることは、日本という国における設計者の最小限の礼儀であるように思われる。>
日射のことは直接は触れられていませんが庇を取り付けるかどうか建築の大きなテーマですね。
建築設計するなら建築系の学校と以前は思っていましたが芸術系で建築を学ぶのが意匠系ならベストと思うようになりました、マゴに期待しましょう
September 29 , 2025 , 12:43 PM
