住宅の高さ
基本は高さをおさえる、低くすることです。
メリット
台風、地震に有利
外観のバランスが良くなる
瀟洒なデザインにあう
省エネルギーになる
コストが小さい
等々ありますが住宅の高さとは
1階、2階の高さ
建物全体の最高高さ
天井高さ
がありますが、最近現場状況アップ写真で指示しているのが
ポーチ(玄関前の半屋外空間)の下がり壁を出来るだけ低くすることです。
理由は
雨の振り込み防止で、特に台風時、梅雨時期は影響大です。
外観のバランスもよくなります。
高くしてよいのは吹き抜け空間でその分その他の居室は天井高を低くしても圧迫感は感じなくなり、省エネ的に不利な吹き抜け空間をカバーもできます。
大昔の話?ですが父が近所の2階建て住宅を新築している時、突然2階建ては駄目だ平屋にしなさいと施主の親から言われて困り、窮余の策が2階の高さを1M程度、実際は平屋に変更したということでした。
その施主は台風被害の多い四国出身で住宅=台風対策=平屋という、本人はまだ若くその意識がなかったがお爺さんが四国の風習で平屋を指示したらしいです。
当然現在はその対策として構造計算で台風による風力と地震による地震力の大きい方の水平力を採用して計算しています。(計算しないなら高さは低く、重くするのが台風対策にはなります。)
February 22 , 2021 , 22:05 PM